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メキシコの歌姫 ナタリアちゃんをシューティング !

10.03.30

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メキシコからナタリア・ラフォルカデが最新アルバム「Hu Hu Hu」のプロモーションのため来日するということで、大阪で2日間撮影にいってきました。

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2008年来日の際は、ライブをブッキングさせていただいたのでナタリアとCHIDO PROJECTの志田さん、そしてエンジニアのネトに会うのは2回目です。今回はツアーの記録映像のお手伝いとは別に、ライブ会場のgrafさんの近くの公園でTake Away Show風な撮影もさせていただきました(エンジニアのネトによるとメキシコのミュージシャンの中でもBlogothequeは既に知れ渡っているらしい。おそるべしTake Away Show !)

neto

上の写真はネトくん。前回のライブではパーカッションで参加していたけど今回は裏方に徹しておりました。彼は映画バベルの監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトウとも一緒に仕事をしたことがあるらしい実力派のクリエーター。

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外での撮影は天候にも恵まれて、現場の公園では火気厳禁の看板の真横で、煙もくもくとさせながらバーベキューをするたくさんのお花見客が異常に盛り上がっておりました。

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それにしても、ナタリアのアーティストとしての才能はすごい。ギター片手に唄いながら歩き出すとその場の空気が彼女一色に染まってしまう。ギターを弾く手癖から鼻歌やメロディー、どれをとっても音楽するために生まれてきたようだと思ってしまうほど素晴らしいものを持っているな。

natalia_tas3CHIDO PROJECTが逃さなかったもの(撮影:志田朝美)

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日本に入っている海外のポピュラーミュージックといえば英語圏がほとんどで、メキシコとなると「ラテン音楽愛好家」というワールドミュージックのジャンルに押しやられて、ナタリアのような素晴らしいアーティストが日本のポピュラーミュージックファンに知られる機会が少ないというのはもったいないなという思いがします。そんななかで、志田さんがやっておられることは本当に尊敬に値します。

IMG_0408

そして、なんといってもこの日の夜は、grafさんが企画したナタリアのトークショーも交えたライブイベントが充実しまくりの素晴らしかったこと! ライブにはしょっちゅういきますが、楽しくてこんなにお酒が美味しかったライブは久しぶりで、grafの皆さんは音楽の枠を超えて時間の楽しみ方を創り出すことができる人たちなんだなあと会場で感心してしまいました(途中でナタリアの乾杯の音頭でいただいたテキーラの味は格別!)。

natalia_graf左からgrafの小坂さん、志田さん、ナタリア

楽しいひとときをどうもありがとう!!

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Naohito Koike_ 29 Mar 2010

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友川カズキ、ポーランドそしてロシア

10.03.13

上の映像は昨年、友川カズキさんのドキュメンタリー映画「花々の過失」の完成記念ライブを吉祥寺で行った際の「木々は春」という曲です。

友川さんのウェブページに英語のページができたせいか、主にヨーロッパや米国から問い合わせやファンメイルのようなものが届くようになりました。

フランスのTake Away Showsに取り上げられたという点から、フランスからそのようなメイルが届くのは理解できますが、不思議にもポーランドから多いのです。

そうえば、ポーランドのブラックメタルバンド Dead Raven Choirが「木々は春」をカヴァーしていたなと思い出したりしましたが、友川さんの持っているものがポーランド人の心に響くなにかがあるのかなと、西と東に挟まれて大国に翻弄されてきたポーランドの歴史に想いを馳せたのでありました。

正直この映像をみて笑ってしまいましたが、、、日本語で唄ってる!?)

また、これとは別に「友川カズキは旧ソ連の国民的歌手(そして、俳優、詩人でもある)ウラジミール・ヴィソツキーを思い起こさせる」などの意見もいくつかあり、僕自身ヴィソツキーのことを知らなかったので、彼について調べてみると、旧ソ連の体制下の抑圧された社会で人民に希望の光を灯してくれた英雄などと言われているようです。

友川さんは政治的な歌はやらないですが、やはり共通点というか根本的な部分でヴィソツキーのその声の力強さに通じるものがある、

などと考えたりしてると、最近では、今度はヴィソツキーの博物館からの問い合わせがきたりして、かなり驚きました、、、

言葉は判らなくても人々の心に直接響く普遍的な力を友川さんの声は持っている。

友川さんの「生きてるって云ってみろ」を久しぶりに聴いてみようかな。

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Naohito Koike _11 Mar 2010

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Take Away Showの撮影に行ってきました

10.03.10

TAS_yoyogi

先月の話ですが、フランスのLa Blogothequeのクライドから急遽 Take Away Showの撮影のために来日するとの連絡があって、撮影諸々のお手伝いに行ってきました(写真は代々木公園でパスカルズの撮影)。

The Take Away Showとは

去年に友川カズキさんがTake Away Showに取り上げられたこともあり、僕自身はTake Away Showの撮影立ち会い2回目で、天候にも恵まれてずいぶんと楽しませてもらいました。

TAS_yoyogi2

時間のないなか決まった撮影にもかかわらず、パスカルズもほぼフルメンバーに集まっていただくことができて、演奏もばっちりでした。

La Blogothequeによると、パスカルズのTake Away Showの撮影は長年の夢だったとか。

下は去年同シリーズの監督Vincent Moonが来日した際に撮影したパスカルズのライブ映像です。

同じ日に下北沢でトクマルシューゴさんの撮影もあって、これも良かったな。

トクマルシューゴ ( myspace )

彼は本当にすごい才能のひとだなーと以前から思っていましたが、この日一番驚いたのが、彼のバンドのメンバーが素晴らしいこと!

皆さんむちゃくちゃ演奏がうまい。それ以上に、人間的に感じがいい人たちに感動してしまいました。

撮影が終了してから、パスカルズのロケットマツさんと下北沢で合流、飲み直した際に、「トクマルシューゴくんのバンド、むちゃくちゃうまいよねえ!」と何度も関心されていました。

Qeticの方もBlogothequeのインタビューに来られていて、その時の様子はこちらでご覧になれます。

出来上がったら是非観てみたいです。


Naohito Koike_9 Mar 2010

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西原鶴真 × Gaspar Claus

10.02.01

今年初めての投稿です。2月1日です。新年を一ヶ月間違えてました(笑)。

ご紹介する映像は、去年ギャスパーが来日した際に逗子で撮影したもので、琵琶の西原鶴真さんとのセッションの一部です。

作り手が作品についてあれこれいうのも野暮と思いますが、撮影中僕は襖の外におりまして、部屋の中から響くノイズの雨あられに鳥肌がたったのを覚えてます。


ギャスパー自身は、これまで世界中の様々なジャンルのミュージシャンと多くのセッションを経験してきましたが、撮影直後、襖を開けて出てきた彼が開口一番ため息まじりに、

「Wow、今まで共演したどんなハードコアやノイズミュージシャンより鶴真さんの琵琶が一番暴力的だった..」

と語ってました。

後日鶴真さんのソロ「壇ノ浦」も登場します。

お楽しみ!

Naohito Koike

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ギャスパー・クラウス レコーディング その3

09.12.28

ギャスパーの3週間の東京滞在もあっという間に過ぎ、彼は先週パリへ発ちました。

 

たくさんの人たちに助けていただいたおかげで、今回の滞在の主な目的であったレコーディングを無事終えることができ、皆様には本当に感謝しています。

 

幸運にもある方のご好意により高円寺にあるマンションの広い一室に3週間滞在することができ、その間ギャスパーと僕は高円寺の住人として過ごしました。

 

よく立ち寄ったお店があります。その名は「一徳」。串焼きがメインの居酒屋で、安くて旨い!そしてBGMも素敵!!

 

それ以上に、マスターの男前なキャラクターと異常にフレンドリーなお客さんたちがとても印象的でした。

 

次に高円寺にいった際は必ず立ち寄りたい場所です。

 

その後のレコーディングの模様を一部紹介します。

 

 

石橋英子さんは2度目のレコーディング。この日はドラムのパートをお願いして、レナード衛藤さんに続いてなんとも強力なリズム隊になりました。

 

また、灰野敬二さんも参加、この世とあの世の境なき、時間を超越した地鳴りのようなギター、声。 人類の立場からするとこれは「自然災害」ですが、表現に境界ほど無用なものはない、なんてことを聴きながら考えてしまいました。

 

レコーディング後は、灰野さんと長い間いろんな話題で盛り上がり、特に妖怪の話は面白かった。灰野さんに勧められた妖怪本を新宿の紀伊国屋まで買いにいきました。


 

 

他にもたくさんのミュージシャンの方々にご参加いただき、リリースの際に改めて紹介できればと思います。

 

エンジニアの吉田さんとギャスパー

 

 

ご期待ください!!

Naohito Koike


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ギャスパー・クラウス レコーディング その2

09.12.17

Eiko Ishibashi

この日は石橋英子さんを迎えて、国立でレコーディング。

場所の広さもあって、落ち着いた環境で作業が出来きました。

ピアノのインプロから七変化する声。石橋さんの引き出しの多さに驚き、あれもこれもとやっているうちに、予定の時間を軽くオーバーしてしまいました。

Gaspar&Ishibashi

 

同じ日に、ギャスパーが敬愛する音楽家である大友良英さんも参加。

前回から恒例となった自己紹介をかねてのインプロセッションから始まり、大友さんの正確かつ大胆なターンテーブルの演奏に目が釘付けになり、また、ギャスパーの千手観音のような(?)チェロも炸裂して、緊迫した瞬間でもありました。

Gaspar&Otomo

 

 

 

 

 

 

 

お二方の音楽家としてのレベルの高さもさることながら、今回も前回のレナード衛藤さん同様に表現者としてどこまでも自由になれる特別な存在でした。

 

Naohito Koike

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ギャスパー・クラウス レコーディング その1

09.12.06

gas&leonard

 

今月からギャスパーの東京でのレコーディングが始まりました。

 

彼自身初めての本格的なリードアルバムで、アルバムのコンセプトは「序 破 急」。

 

一般的に「序 破 急」とは古くから受け継がれた日本の伝統的な様式で、

 

序:導入 / 破:展開 / 急:加速

 

から成り、本作はこの様式に沿って作っていきます。

 

作品ではその形式だけではなく、世界に対する認識やそれ以上に宇宙の真理を表すとも言われる壮大なテーマをもって挑みます。

 

 

約20日間東京に滞在し、これからギャスパーが敬愛する日本の素晴らしいミュージシャンたち、なんと約13名(!)と一緒に録音します。

 

第1日目は、ギャスパーのチェロのみの録音。

 

gas

 

いったん演奏がはじまると、それまで優しかった青年の顔つきがガラリと変わり、眼光鋭く異様なオーラがスタジオを包んでおりました。

 

それまで主にインプロヴァイザー、プレイヤーとして活動してきた彼ですが、今回は自身でディレクションも行い、これはギャスパー・クラウスのネクストステージとしての新しい挑戦です。

 

そして、最初の共演者は本作の骨格を成すともいえるリズムセクションを担当するレナード衛藤さん。

 

レナードさんがスタジオをに現れたときは正直驚きました、というのが、太鼓がデカイ(!)

 

leonard

 

爆重低音がスタジオ中に鳴り響き、かと思うと静寂をも支配する。

 

圧倒的でした。

 

gas&leonard2


チェロも和太鼓も伝統芸術の楽器として今日まで存在していますが、僕がこの2人に共通して感じたのは、善くも悪くもこの世は常に変わるものであり、2009年12月現在たまたまこの楽器を鳴らしているだけで、決して博物館の展示されるようなものをやっているわけではない。

 

最も重要なのは、「自分は何をもっているのか」であるということを教えてくれたような気がします。

 

Naohito Koike

 

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パリ、そしてコペンハーゲンへ その3

09.11.16

TASinCPH

11月15日 コペンハーゲン2日目の夜。

コペンハーゲンのあるアパートの一室でTAKE AWAY SHOWの撮影があるというので、その場所に向かう。

ミュージシャンはValby Vokal Gruppeというアカペラのグループで、いやー素晴らしかったです! アフリカのそれの影響もあるように感じましたが、やはりオリジナル。音楽の可能性を広げてくれます。

会場にいたギャラリーはおそらくほぼ20代の人たちだったでしょうか? 若者たちが本当に楽しそうに、一所懸命なにかを表現しようという熱気が会場に溢れて、これまたいい場面に出くわしました。

TASinCPH2

撮影後に、グループのメンバーと好きな音楽について話していたらMERZBOWなど日本人のノイズミュージシャンの名前がでて少しだけ驚きました。

 
ノイズが音楽以前の無意識の音楽だとすれば、このValby Vocal Gruppeもノイズに近いのかも。

 

 

実はこの日の昼、ヴィンセントと映画「花々の過失」の最後の上映に行ってきました。

受賞したせいもあってか、会場は満席。

予想外のシーンで結構笑いが起こってたのは面白かった。

LaFautedesFleurs

   

友川カズキ( Kazuki Tomokawa ) 『花々の過失』(仏題:La Faute des Fleurs ) 監督 ヴィンセント・ムーン ( Vincent Moon )

 

Naohito Koike


 

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『 花々の過失 』がCPH映画祭でSOUND & VISION AWARDを受賞!

09.11.16

CPH1

やりました!

映画「花々の過失」がCPH-DOX2009のSOUND AND VISION AWARDを見事受賞しました。

CPH-DOXのウェブサイト

この賞は音楽に関するドキュメンタリー映画に贈られるもので、まさか自分たちの映画が受賞するなんて正直予想していませんでした。

コペンハーゲンまで来た甲斐があったというものです。

居合わせたムーン監督とおもわず握手、本当に素晴らしい瞬間でした。

一緒に映画を作ったチームの皆さん、本当にありがとう!

日本での公開はまだ少し先だけど、とりあえず乾杯!!

Naohito Koike


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パリ、そしてコペンハーゲンへ その2

09.11.13

Paris

 

11月13日

この日は、チェロのギャスパーと来月に控えたレコーディングの打ち合わせのためパリの郊外にある市場近く(北アフリカ周辺の香りがする:写真上)で合流。

 

ギャスパーの父親でフラメンコギタリストであるペドロとのデュオライブが翌日にあるということで、彼が滞在していた邸宅にお邪魔、リハーサルを見学することに。(翌日は映画祭のためコペンハーゲンに行かねばならず、ライブが観れないと悔し涙を流していたところだったのでラッキーでした!)

 

GAS&PEDRO

 

写真はリハーサルの風景。ため息がでるほど、素晴らしい音楽家、ギャスパー&ペドロ。

 

 

 

下の映像は以前二人でセッションしたときのものです(監督はヴィンセント・ムーン)。

 

 

濃濃厚なシーンを目の当たりにして、幸せを噛み締めつつあっという間に時は過ぎたのでした。

 

 

Naohito Koike

 

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