ギャスパー・クラウス レコーディング その3

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ギャスパーの3週間の東京滞在もあっという間に過ぎ、彼は先週パリへ発ちました。

 

たくさんの人たちに助けていただいたおかげで、今回の滞在の主な目的であったレコーディングを無事終えることができ、皆様には本当に感謝しています。

 

幸運にもある方のご好意により高円寺にあるマンションの広い一室に3週間滞在することができ、その間ギャスパーと僕は高円寺の住人として過ごしました。

 

よく立ち寄ったお店があります。その名は「一徳」。串焼きがメインの居酒屋で、安くて旨い!そしてBGMも素敵!!

 

それ以上に、マスターの男前なキャラクターと異常にフレンドリーなお客さんたちがとても印象的でした。

 

次に高円寺にいった際は必ず立ち寄りたい場所です。

 

 

 

 

その後のレコーディングの模様を一部紹介します。

 

Eiko Ishibashi Dr 

 

石橋英子さんは2度目のレコーディング。この日はドラムのパートをお願いしました。そして、メタルパーカッションに山本達久さんも急遽加わっていただくことになり、レナード衛藤さんに続いてなんとも強力なリズム隊になりました。

 

 

また、灰野敬二さんも参加、この世とあの世の境なき、時間を超越した地鳴りのようなギター、声。 人類の立場からするとこれは「自然災害」ですが、表現に境界ほど無用なものはない、なんてことを聴きながら考えてしまいました。

 

Keiji Hanio

 

レコーディング後は、灰野さんと一時間以上もいろんな話題で盛り上がり、特に妖怪の話は面白かった。灰野さんに勧められた妖怪本を新宿の紀伊国屋まで買いにいきました。

 

yokai

 

 

他にもたくさんのミュージシャンの方々にご参加いただき、CDのリリースの際に改めて紹介できればと思います。

 

Yoshida  エンジニアの吉田さんとギャスパー

 

 

ご期待ください!!

 

 

Naohito Koike

 

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ギャスパー・クラウス レコーディング その2

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Eiko Ishibashi

この日は石橋英子さんを迎えて、国立でレコーディング。

場所の広さもあって、落ち着いた環境で作業が出来きました。

ピアノのインプロから七変化する声。石橋さんの引き出しの多さに驚き、あれもこれもとやっているうちに、予定の時間を軽くオーバーしてしまいました。

Gaspar&Ishibashi

 

同じ日に、ギャスパーが敬愛する音楽家である大友良英さんも参加。

前回から恒例となった自己紹介をかねてのインプロセッションから始まり、大友さんの正確かつ大胆なターンテーブルの演奏に目が釘付けになり、また、ギャスパーの千手観音のような(?)チェロも炸裂して、緊迫した瞬間でもありました。

Gaspar&Otomo

 

 

 

 

 

 

 

お二方の音楽家としてのレベルの高さもさることながら、今回も前回のレナード衛藤さん同様に表現者としてどこまでも自由になれる特別な存在でした。

 

Naohito Koike

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ギャスパー・クラウス レコーディング その1

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gas&leonard

 

今月からギャスパーの東京でのレコーディングが始まりました。

 

彼自身初めての本格的なリードアルバムで、アルバムのコンセプトは「序 破 急」。

 

一般的に「序 破 急」とは古くから受け継がれた日本の伝統的な様式で、

 

序:導入 / 破:展開 / 急:加速

 

から成り、本作はこの様式に沿って作っていきます。

 

作品ではその形式だけではなく、世界に対する認識やそれ以上に宇宙の真理を表すとも言われる壮大なテーマをもって挑みます。

 

 

約20日間東京に滞在し、これからギャスパーが敬愛する日本の素晴らしいミュージシャンたち、なんと約13名(!)と一緒に録音します。

 

第1日目は、ギャスパーのチェロのみの録音。

 

gas

 

いったん演奏がはじまると、それまで優しかった青年の顔つきがガラリと変わり、眼光鋭く異様なオーラがスタジオを包んでおりました。

 

それまで主にインプロヴァイザー、プレイヤーとして活動してきた彼ですが、今回は自身でディレクションも行い、これはギャスパー・クラウスのネクストステージとしての新しい挑戦です。

 

そして、最初の共演者は本作の骨格を成すともいえるリズムセクションを担当するレナード衛藤さん。

 

レナードさんがスタジオをに現れたときは正直驚きました、というのが、太鼓がデカイ(!)

 

leonard

 

爆重低音がスタジオ中に鳴り響き、かと思うと静寂をも支配する。

 

圧倒的でした。

 

gas&leonard2


チェロも和太鼓も伝統芸術の楽器として今日まで存在していますが、僕がこの2人に共通して感じたのは、善くも悪くもこの世は常に変わるものであり、2009年12月現在たまたまこの楽器を鳴らしているだけで、決して博物館の展示されるようなものをやっているわけではない。

 

最も重要なのは、「自分は何をもっているのか」であるということを教えてくれたような気がします。

 

Naohito Koike

 

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